風間杜夫、平田満。「蒲田行進曲」のゴールデンコンビを座長に迎え、余貴美子、高橋由美子の花魁をヒロインに据えた明治座の新機軸。2002年の商業演劇の話題作である。
作・演出は水谷龍二。当然のことながら我々星屑の会のフルメンバーが全ての脇を固めた。高年齢層のお客様にも評判は上々で、座長の風間さんが認めるようにチームワークは最高の座組みだった。
お話は落語や映画「幕末太陽伝」でもお馴染みの物語。出演者全員が存分に力を発揮し、星屑の会らしく、どの場面、どの出演者も輝いていた。主役も脇役も同時に輝くのが星屑の会の長所である。
ところで私の役は物語の舞台になる品川宿の女郎屋の番頭“平助”。上から叩かれ下から突かれる、典型的な中間管理職の役どころ。この役作りの私の主眼は徹底した小者を演じることで、ちょっと甲高い声の平助は充分印象的だったように思う。
そしてまだまだ46歳、ドタバタ喜劇の真髄らしく、ズッコケ、壁ぶち当たり、階段落ちなど体当たりの演技をすることもテーマだった。
写真は大団円 私の階段落ち 2004年には、この座組で新作を上演予定。




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