赤信号劇団公演「イメルダ」


人気劇作家の三谷幸喜の書き下ろし作品。
実は現在のところ、この芝居以降は赤信号劇団の芝居は休止中 である。ま、星屑の会もやってるってことで・・・

さて「イメルダ」ですが、遅筆で有名な三谷氏のことですから この時も遅れに遅れました。せっかく招いた演出の渡辺えり子 さんも、さすがにエチュードから始める訳にもいかずに手も足 も出せない状態が続きました。2週間ぐらい前に届いた最初の 15ページも次の日には全面撤回されたりして、大慌てであり ました。
結局台本があがったのは本番5日前。稽古の方はその数日前か ら昼間はえり子さんの演出による本稽古をして、残った役者は 毎日明け方まで自主練という日々でした。ほとんどフラフラ状 態で、私なんか頭が馬鹿になりそうだったし、それでも台詞憶 えや演技プランを練るために午前中に近所の公園へ行ったりし てました。
しかしこういう時こそ我々の結束力とエネルギーは高まるもの です。この年の7月は熱かったんですが、我々の方も沸点に達 しているって気分でした。
この時の状況をつぶさに見ていた共演者である文学座のベテラ ン俳優、小林勝也さんは「面白いものを経験させてもらった。 さすが赤信号だ」と言ってました。

余談ですが、えり子さんも仕事が忙しかったらしく、その上に 踊りも習っているなんて話を聞いてたんですが、実はそれがあ のヒット映画「Shll we dance」だったのです。 えり子さんの踊りと演技が高い評価を受けたのはみなさんご承 知のとおりです。
人間て忙しい方がいい仕事が出来るんでしょうかねえ。
これは日本人だけかな?


imeruda

地方選出の国会議員の秘書たちの物語。議員のくだらない発案で、資金集めの後援会に向けて秘書たちは小劇場出身の女優(仁藤優子)から踊りを習わされる羽目になってしまう。その踊りがユニーク過ぎるので驚いている秘書たちであります


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